丹州の与謝郡に生えてた大きな松の木で、むかし山荘太夫[さんしょうだゆう]によってさらわれて来た安寿姫[あんじゅひめ]と対王丸[づしおうまる]が「家に帰りたい」と泣いていたときの念が木に宿って、家の方角にだけ枝がのびてると言われていました。
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