文明が大進歩した事に人々がびっくりしたりすると、どんどん背たけを延ばしていくという変な樹木。常に天に届かんばかりなり。
☆ 莱莉垣桜文 附註 文明開化のことを受けた明治の戯文にたまに出てくるもので「おどろきもものきさんしょのき」の発達したもの。絵としては小林清親の『かいろ遊千艸の働』(1887)で「さんしょの木」より大ぶりな幹として描かれたりしています。
和漢百魅缶│2011.06.24 Design. Koorintei Hyousen 2011