まめだののみきり 豆狸の呑切

まめだののみきり(豆狸の呑切)

摂州の灘[なだ]の酒蔵に出たもので、真夜中に蔵の中から樽から酒を出したり止めたりする音を響かせて、寝ている職人達をびっくりさせます。「まめだ」たちがこれを起こしていたと言います。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「まめだ」は普通の狸よりも小さかったというもので、俗にこれが居ついている酒蔵は美味して酒を造ったとも言います。

和漢百魅缶│2011.05.05
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