甲羅のおおきさが一里四方(4km)もある大きな亀のおばけ。海の上にポコっと甲羅を出しているのを間近に見ると、ただ大きい山のようにしか見えません。
☆ 莱莉垣桜文 附註 『怪談御伽猿』には元文元年(1736)日向灘にこれが現われて、ひとびとから「ひとつの山一夜のうちに出で来たりたるか」とおどろかれた話が書かれています。この手のおはなしは「あかえい」よりは古いかたちのもの。
和漢百魅缶│2011.04.11 Re Design. Koorintei Hyousen 2011