かねがほし 金が星

かねがほし(金が星)

天のどこかにあるという星で、夜も昼も常にお金を欲しがって眼をひからせています。

☆ 莱莉垣桜文 附註
万亭応賀の『和談三才図笑』に出て来る星のひとつ。お金が足りないひとをあてこんだウソ天体。
万亭応賀『和談三才図笑』曰
「かねがほしはよるもひるもめをひからせてあちこちとかりにあるけどこのほしはかりたものをかへすことがきらいゆへどこでもかさねばよぎなくきもの着ぼしの女房をまるはだかにするなりむかしひしゃくをもっててうずばちをたたいてここに三両かしこに五りゃうのかねをひろひしをむげんのかねがほしといふ」

和漢百魅缶│2011.03.27
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