耳が四ッ生えていて、目の玉が前足のわきの下などについているというふしぎなもので、これが現れるのは王者が出る前触れだと言われていました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
『管窺輯要』 曰
「羊生四耳 目在腋下 是謂羊蘖 其地有自王者」
項目名も引書文中も「げつ」の字は、「蘖」の「木」を「子」に取替た字が正しい字です。
体の側面に目の玉が来るのは、「はくたく」や「くたべ」などの絵にも見られるもので、この手の異生などから進化していったもののようです。
和漢百魅缶│2011.02.19
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