うえたばけもの 飢渇た化物

うえたばけもの(飢渇た化物)

むかし、空海[くうかい]が修行をしてるところに出て来たという目玉がたくさんある大きなおばけ。飢えに苦しんで苦しんで泣きわめいていたため、空海は自らの体をこのおばけの体に投げこんだ、トカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『金光明最勝王経』などにある、釈迦が前世で飢えた虎たちに自らの体を与えた話が、下地になってる飛州のむかし話。

和漢百魅缶│2011.02.05
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