ちくおうし 竹王祠

ちくおうし(竹王祠)

おおむかし、ある娘が川で布をすすいでいると、川上から大きな竹がどんぶらこんぶら。娘がこれに触れたとたんに子供を宿して、それが竹[ちく]という一族のはじまりになったというもので、その大きな竹を後年、氏神としてまつったほこら。

☆ 莱莉垣桜文 附註
川から流れて来たものがお父さんになるというのは、三輪山の「おおものぬし」が矢の姿になって川上から流れて来たのと同様の型です。

和漢百魅缶│2011.01.13
Design. Koorintei Hyousen 2011