心が正しい者が見れば鏡のごとくその姿が映り、心の悪なる者がみると姿が天地さかさまに映るというふしぎな玉。 むかし、これを使って悪罪消滅の祈祷を受け、荒稼ぎをしていた天水坊[てんすいぼう]という者がいたので、北条時頼がこれを詮議したところ、その光明玉は誰が姿を映してもさかさまに映るまがいものだったソウナ。
和漢百魅缶│2010.12.29 Re Design. Koorintei Hyousen 2010