じゅうさんぞくば(十三足馬)

賈思誠[かしせい]というひとの夢の中に出て来たという十三の足を持っている馬。この馬の夢をみた日から思誠の背中には腫れ物が出来て、ちょうど十三日がすぎた頃、それがモトで死んでしまったんだトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『夷堅志』には「賈生於庚午」と賈思誠が午どしの生まれだったので馬が出て来たのじゃろてという事を記しています。日本でも午どしだった織田信長が「きのうま」の夢を見たという話があって、同様にその命運を示しています。

和漢百魅缶│2010.12.19
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