てんぐのうんか 天狗の浮塵子

てんぐのうんか(天狗の浮塵子)

越前の池田村につたわるもので、日清戦争の翌年ごろにウンカがわんさか発生して大凶作になったというもの。日清戦争のとき大陸に進軍して応援をしていた「てんぐ」たちが、凱旋しても人間が特になにもしてくれないから怒ったのであろう、と言われていました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
日清戦争のときは天狗のほかにも狸や狐なども進軍したという話が各地で語られてたもので、この話もその一亜種。

和漢百魅缶│2010.07.21
Design. Koorintei Hyousen 2010