どうちゅうどうし 洞中道士

どうちゅうどうし(洞中道士)

むかし、ある道士が山の中にあるふしぎな井戸のような穴を調べてくれと言われておりて見たところ、地下には原っぱがひろがっていて、二人の道士が将棋を打ったりしていたというもの。ひとりの童子が船に乗ってきて「乗ってきますか」ときかれたが道士はこれを断って穴から脱出して、この様子を村人に話したが、次の日また穴に入ってみようと山にやって来ると、穴は石でうずめられていてもう入る事が出来なくなっていたんだとか。

和漢百魅缶│2010.05.08
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