大阪城の笹の丸にあった石で、これに近づくとなんとなくこれに腰掛けたくなり、これに腰掛けるとお堀の中に大きなやかたが浮かび上がって、その中から女中たちが「こちらへこちらへ」と手招きをして来て、お堀にドブーンと飛び込みたくなってしまったと言います。
☆ 莱莉垣桜文 附註 この「帰る石」自体は、お城を建てた時、構造のひみつをかくすために殺されてしまった大工たちを埋めた石だと言われています。
和漢百魅缶│2010.05.08 Design. Koorintei Hyousen 2010