ヲクリカンキリ(Oculi cancri)

ざりがにのお腹の中に入ってる事があるという細かい石のかたまりのようなもので、さまざまな病気や痛みに効くと言われていました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
ヲクリは「眼」カンキリは「蝦」という意味のラテン語。ヨーロッパの医家の間で使われていたもので、実際のところはザリガニの腹中に発生するただの炭酸カルシウムの固体。人魚の骨などと同様に贋造物が多く出回っていた蛮薬の一種。

和漢百魅缶│2010.01.15
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