いなづまごぜん(稲妻御前)

平知盛[たいらのとももり]の妻で、平家滅亡後に怨霊となって鎌倉にあらわれて、源頼朝[みなもとのよりとも]をはじめとした源家にまつわる者たちを苦しめます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『黒雲太郎雨夜譚』に出て来る登場人物。
乾坤坊良斎『黒雲太郎雨夜譚』曰
「茲に源頼朝公は驕る平家を攻め滅ぼし鎌倉大蔵ヶ谷[おほくらがやつ]に御所を造営なして源家一党の世となり天下めでたく治りしに此程御殿のうち騒々敷種々の妖怪いでて夜づめの面々を誑[たぶら]かし又は不思議の事ありて各々安き心も無く宿直[とのゐ]の面々おそれおののく斗[ばかり]なり之皆稲妻御前の魂魄の做す業なりと知られけり」

和漢百魅缶│2010.01.12
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