げんじのよしたけ 源氏の蘆竹

げんじのよしたけ(源氏の蘆竹)

むかし、濃州の青墓の宿に立ち寄った源義朝[みなもとのよしとも]が「源氏の世が来たりなば蘆竹となれ」と言って植えたという竹で、息子の源頼朝[みなもとのよりとも]が鎌倉に幕府を置いた頃、見事に普通の竹から蘆竹へと変化したと言います。

☆ 莱莉垣桜文 附註
蘆竹は葮竹とも呼ばれるイネ科の一種属。武将が植物に願を掛けて植えるのは昔話によくある型のひとつ。

和漢百魅缶│2009.11.30
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