ばっぜつよう 抜舌羊

ばっぜつよう(抜舌羊)

唐の頃、潘果[はんか]という役人が羊飼いの群れからはぐれた羊を見つけ、鳴き声でまわりに気づかれぬように舌を抜いてから、それを盗んで食べてしまったところ、潘果の舌が朝に晩にどんどん小さくなってゆき、豆つぶのようになってしまったというもの。
その原因を知った知事に諭された潘果が罪を悔いて、以後、善行をつむようになると、舌はもとに戻ったんだとか。

和漢百魅缶│2009.05.02
Design. Koorintei Hyousen 2009