若旦那やお大尽の近くにころころまとわりついて手玉にとったりとられたりするたぬきのおばけ。
☆ 莱莉垣桜文 附註 幇間[たいこもち]を「たぬき」に描くのは娼妓を「きつね」芸妓を「ねこ」噺家を「しか」官員を「なまず」などに当てはめて描く明治ごろの常套擬人描法。
和漢百魅缶│2008.02.12 Re Design. Koorintei Hyousen 2006