きんのとりいわ 金の鶏岩

きんのとりいわ(金の鶏岩)

濃州の美山から開笹野へと通じる山道にあるふしぎな岩で、元旦になると、中から金色のにわとりが出て来て3回、大きな声で鳴く、といわれています。
むかし、お金をいっぱい持った虚無僧が通りかかったところ、この岩が上から落ちてきてぺしゃんこになって以後このようなふしぎなにわとりが出るようになったとか。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「黄金の鶏」や「金の鶏」と呼ばれるものは各地に伝わっていて、お正月に鳴くというのも、ひとつの型式になっているようです。

和漢百魅缶│2007.11.11
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