かんきょうじん 貫匈人

かんきょうじん(貫匈人)

中国から見てはるか南の地に住んでいるという人達で、胸のまんなかに大きな穴があいているのが特徴。えらいひとがお出かけをする折りには召使いがふたり、ご主人の胸の穴に棒を通して、これをカゴ屋さんのようにかついたで運びます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『山海経』海外南経 曰
「貫匈国 有其東 其為人匈有竅」
▼其東…おとなりにある載国から見て。▼竅…穴。
『異域志』曰
「胸有竅 尊者去衣 令卑者以竹木貫胸擡之」

和漢百魅缶│2007.05.07
Re Design. Koorintei Hyousen 1997