さんぼんすぎのせいれい 三本杉の精霊

さんぼんすぎのせいれい(三本杉の精霊)

日光の二荒山にある三本杉に宿っている精霊で、木にいたずらなどをすると天罰をくだしてくるといいます。

☆莱莉垣桜文 附註
『諸国百物語』曰
「ある天台の僧 諸国修行に下人一人めしつれ出られけるに、江戸より日光に行きてかへるさに、かの下人 三本杉を見て「おとにききしにはおとりたる杉かな。かやうの杉は上方には何ほどもあり」とて足にてけちらかし帰りければ、その夜ふるひつき、いろいろの事 口ばしりける」

和漢百魅缶│2007.01.20
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