ちみ 魑魅

ちみ(魑魅)

山にひそんでいるおばけで、虎のような姿をしていて、虎をたべたりすると言われています。
「ちみもうりょう」と併称されたりしますが虎の姿がコワイ「もうりょう」にとって「ちみ」の存在は、やはり序列の順の上でも頭の上がらない存在…かもしれません。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『春秋左氏伝』曰
「魑 山神獣形 或曰 如虎而[*かん]虎」

[*かん]の箇所に入る漢字はこんな漢字です。
「喰」という字と同じ「くらう」というイミです。

『春秋左氏伝』曰
「魑魅罔両 莫能逢之」
『漢書』曰
「魑 似虎而鱗」
『増補玉篇』曰
「スタマ コタマ 丑知切 鬼也」

『洞冥記』曰
「望蟾閣十二丈上有金鏡 広四尺 元封中 有祇国献此鏡 照見魑魅不獲隠形」

和漢百魅缶│2006.10.06
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