れんぎどり 擂木鳥

れんぎどり(擂木鳥)

れんぎ(すりこぎ)に羽が生えたおばけで、とんびのようにスイスイ空を飛びます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
むかしから鳥羽絵などによく描かれていた題材で、「擂木が鳥になる」(アリエナイという意味)という俚言からの発想品。錦絵やおもちゃ絵などに多く描かれるいっぽう、変化舞踊『御名残押絵交張』(文政2年上演)など、お芝居の脇役として登場したこともあります。

これをさらに改造したものに「きゅうりどり」など、すこし要素の増えたものに「れんぎぼう」がいます。

和漢百魅缶│2006.09.18
Re Design. Koorintei Hyousen 1996