雷が落っこちてくると共に、空の上から降ってくるというふしぎな獣で、木に鋭いツメあとを残したりします。
☆莱莉垣桜文 附註 曲亭馬琴『玄同放言』曰 「雷獣は今も目撃するものあらんその状小狗に類して灰色なり頭は長く啄[くちはし]半黒し尾は狐の如く利爪鷲の如しといへり」
似たものに房州などにつたわる「かみなり」や常州の「かだち」、陸中の「らいいぬ」、「すいらい」・「からい」などがあります。
和漢百魅缶│2006.05.02 Re Design. Koorintei Hyousen 2006