戦士ティブ牛鬼の陣屋

2018年12月頃から目立つようになったTwitterでの検索上のかなり不透明な検索の機械的センシティブ振り分け(Search Suggestion banning・Shadow banning)について

2018年12月頃から目立つようになったというTwitterでの検索上のかなり不透明な検索の機械的センシティブ振り分けについてをまとめておくため、このページを公開しておく。

この検索処理はツイッターを利用しているアカウント本人が自身の検索に用いる分には何も変化はないので、自動処理振り分けを受けていることを少しも知らぬ、といった事例が大半を占めていると考えられる。ゆえに「全く気付かない」「何だか理由がわからずに困っている」という人々も多かろうと思う。そのような人々の向後の参考となれば恐悦至極。


●どんな状態か

簡単にとりまとめれば次のようなものである。

一、検索にアカウント、投稿したツイート・画像などが反映されぬ
一、タグ検索の中に投稿ツイートが取得されることが全く無くなる
一、ユーザー検索の中にアカウントが表示されぬ
一、ただし自分で自分を検索した場合は平常な検索結果が出る

最後は特に肝腎なところで、ここで取り扱っている検索振り分けは基本的にTwitter上(非ログイン状態の場合も含む)でのフォロワー及びフォロワーではない人がそのアカウントを検索したときの検索結果に生ずる問題である。

検索結果については多くの場合、検索設定「センシティブな内容を表示しない」のチェックを外した状態であれば支障なく表示されるようになることがわかっておる。

つまり検索処理の上では、自身のツイート設定で「ツイートする画像/動画をセンシティブな内容を含むものとして設定する」にチェックを入れているアカウント(センシティブなアカウントであると宣言したうえで利用しているユーザー)と同じ処理がTwitter側によって機械的におこなわれているのだが、問題はそのような画像・動画を無法な態度で流していないツイート状況のアカウントなども、この検索処理に機械的に振り分けられていると見られるアカウントも多々見られる点である。

機械的な自動処理であろうと考えるのは、Twitter側からアカウントに対して通達が特に無く検索処理に振り分けられていること、また状況が復する要件も不透明であることなどから導き出された説であるが、この状況下にあるアカウントを複数確認してみたがそれぞれのTwitterの利用方法に決定的な共通点というものを見いだせなかったことも、機械的な振り分けであろうとの考えに到った断片事実のひとつである。

要するにセンシティブな内容の画像や動画のツイートなどが原因となって、このような状態になったわけでは無く、Twitterの利用方法の何かしらかが起因となって非検索状態に振り分けられてしまっているとおぼしきアカウントも多々あると考えられるのである。

▼自分が機械振り分けによって検索規制されていないかについては、「センシティブな内容を表示しない」のチェックを外した状態でフォロワーさん方に検索してもらうほかに、Twitterにログインしてない状態でTwitterの名前検索(下図のような画面)などから、アカウント名やタグなどを検索して自分のアカウントからのツイートが出るかどうかを確かめるがよい。

ログインをしていない状態の検索結果には「センシティブな内容を表示しない」設定と同様なものが出るので、 検索結果が振り分けられている状態だと、ツイート検索からはアカウントから投稿されたツイート・タグ、画像検索からは画像、ユーザー検索からはアカウントが検索結果として出ぬはずである。(他アカウントからの@マークつきの返信、単語がひっかかったツイートなどは出ると思うが、そのアカウントから発せられたものはみじんも出ぬ)

▼「from:英数字の本アカウント名」と検索用の演算子を足したかたちでのツイート・ユーザー検索はこの状況下でも可能であるが、そこからのタグ検索は出来ぬ。

▼<2019年2月9日追記>「from:英数字の本アカウント名 #タグ」のかたちならそのアカウントがツイートしたタグ検索の取得が可能であるが、これはここで扱っている検索振り分けとは別次元のものであり、結局のところアカウント名を既に知っている対象にしか適用出来ぬ検索技法であり、タグを用いた広範なお知らせや交流などには何も役立たぬ。

▼「センシティブな内容を表示しない」の有無に対しての処理なので、フォローの有無については関係が無い。フォロワーの場合、タイムラインで何の支障もなく表示されるので問題ないが、いざツイート検索・タグ検索をかけるとなるとこれが生じる。

▼Twitterの検索設定は、初期状態が「センシティブな内容を表示しない」チェック有りに指定されている。また、モバイル版の設定画面には検索結果を設定する項目が存在しないので、実質検索不能ではある。(設定ではタイムラインでの表示――「画像/動画の表示」設定が出来るだけである)

▼大袈裟な言い方でいえば、この検索処理をかけられていた場合、まともな用心のため「センシティブな内容を表示しない」にチェックを入れてるユーザーからは「存在せぬ者」として同じTwitter空間を生きているわけである。スパムアカウントなどに適正に適用されておれば、正常極まりない仕組みである。

とりわけタグ検索は「センシティブな内容を表示しない」検索設定をしているユーザーから見ると、この処理をされているアカウントがアカウント単位で反映されぬうえに、ごく自然な見た目で表示されるため、タイムライン上ではタグに参加していても、そのタグをたどっているユーザーたちからは、投稿そのものにたどりつける機会が完全に抹消されているのである。

以下に、このTwitterによる機械振り分けをうけた場合の検索結果を具体的にタグ検索で例示してみる。

一、非ログイン状態での「#戦士ティブ牛鬼」のタグ検索結果
非ログイン状態での検索結果は通常検索設定(=「センシティブな内容を表示しない」チェック有り)と同等である。

一、自アカウントからの「#戦士ティブ牛鬼」タグ検索結果
通常検索設定(=「センシティブな内容を表示しない」チェック有り)での検索結果である。「#戦士ティブ牛鬼」とタグをつけて1月14日から2月6日にかけてツイートした絵などが表示される。

一、フォロワーなど他アカウントからの「#戦士ティブ牛鬼」タグ検索結果
通常検索設定(=「センシティブな内容を表示しない」チェック有り)での検索結果である。チェックを外して検索をした場合の結果には表示される。

▼三つの状態からの実験について、ここではハッキリした結果(絶無/通常)の出やすいタグ検索で行ってみたが、アカウント単位で機械振り分けがされているので、検索結果の導き出される構造はツイート検索ユーザー検索、画像・動画などでもまったく同じである。

▼凍結状態などとは違い、見た目としては「センシティブな内容を表示しない」というTwitter検索設定のチェックの有無によって検索結果が左右されるダケという点が自動処理をされてる実感の起こらない要因の一つでもある。当初からそこのチェックを外していると、これも逆に自動処理されていることに気付く機会が全く無い。

▼実験に用いた「#戦士ティブ牛鬼」は使用アカウント数が片手で勘定できる数でしかない為(それでも複数人が実験使用しておる)このような結果だが、もっと厖大数千数万のアカウントに用いられているタグの場合、検索結果が無いという事態はまず無い話であり、ズラリと結果が並ぶ。つまり非検索処理アカウントがそんな中でぬけおちている様子は広い森から数本の下生えがぬきとられたような状態であり、むしろひろく一般に用いられているタグであればあるほど検索に反映されてないのは知られづらく、投稿そのものにたどりつく機会の抹消となっているのである。

▼これも本来の目的であろうスパムメカ対処と考えれば理解がしやすい。ひろく一般に用いられているトレンデーなタグであればあるほどスパムアカウントからすれば目に触れやすく到達誘導を悪用しやすい。

▼<2019年2月9日追記>2月9日時点でTwitter検索をするとgm氏が戦士ティブアカウント実験の際につぶやいた「#戦士ティブ牛鬼」という投稿のみが通常検索設定(=「センシティブな内容を表示しない」チェック有り)では検索結果として表示される。

<2019年2月20日追加>

●Search Suggestion banning ・ Shadow banning

(海外では、このような振り分けについてはShadow banningという呼称が存在するようである。ツイッターについては『Twitter Shadowban Test』というページなどがテスト診断を行えるプログラムを組んだりしているようである。

Shadow banningに由来する「シャドウバン」或いは「シャドーバン」の言い回しはInstagramについての文脈でのほうが多く使われてる雰囲気あるがTwitterにおけるものも同義であり、洋語としてはこれ用いればいいようである。

しかし、主に海外で俎上にあげられている問題提起などを閲するに「クオリティーフィルター検索規制」など、段階としては戦士ティブ問題として扱っているレベルの振り分けよりも濃密なものも存在しており、厳密にいえばSearch Suggestion banningと称される状況のようである)

▼たしかにテスト診断させてみると「Search Suggestion Ban」が懸けられておるという表示が出たりする。(『Twitter Shadowban Test』)

「Search Suggestion Ban」(検索候補規制)「Search Ban」(完全な検索規制)「Thread Ban」(ツリー投稿検索規制)「Quality Filter Discrimination」(クオリティーフィルター検索規制)などが上記ページでは診断できるが、戦士ティブ検索規制にあたるのは「Search Suggestion Ban」である。ただしこれは何度か述べているごとく「ツイートする画像/動画をセンシティブな内容を含むものとして設定する」にチェックを入れているアカウント(センシティブなアカウントであると宣言したうえで利用しているユーザー)の検索非設定状態とまったく同じ物(他の規制が組み合わさっている状況などではない)で、単純に見分けはつかない。

<2019年2月25日追記>
▼バリ氏曰く「シャドウバンとかカッコつけすぎだからセンシティブ牛鬼なんとかして世界的に定着させたい」

<2019年2月22日追加>

●ハッシュタグとその他の環境での検索

この状態に検索結果が振り分けられている状態では、Google検索などでそのアカウントの発したタグのついたツイートなどを検索をしてもTwitter側からデータ提供が行われない処理がとられるようで、反映されぬ。

Google検索でこのような処理が施された検索結果に付された詳しい理由は次のようなものである。

Twitter内のハッシュタグデータのページ所有者は当然Twitterであるので、「ページ所有者がこのページを Google から部分的にブロックしているため、Google は適切なページ説明を作成できませんでした」と示されるこの問題について、われわれが取れる行動もまた存在しないわけである。

これも、本来の意義のスパムロボットなどに対する処理としては最適な処理であるが、現状ふつうの人間が行っているツイート状況のアカウントが機械的に振り分けられてもいる(そして、何も知らぬうちにその振り分けが解除されているアカウントがいる一方、Twitterヘルプセンターへ律儀に報告をたてても月単位で反応が見られぬアカウントも存在する)ことを考えれば果たして仕組みとして良いものなのか、考える必要がある。

▼たとえば、氷厘亭氷泉が用いているTwitterのなかでイラストのタグとして用いている「和漢百魅缶」についてGoogle検索が取得した状態(2019年2月22日)はこうである。振り分けが行われているアカウントの用いているタグがこのようになるかは不明であるが、「詳しい理由」でのGoogleの解説は左記のとおりであり、Twitter側による検索領域の設定によるものと知れる。

アドレスからわかるごとく「Twitterでのタグ」がGoogle上で表示されているわけだが、検索結果からリンクをたどって飛ぶと、非ログイン状態でTwitter検索で「#和漢百魅缶」を検索したときと同様、センシティブ非検索な結果画面となる。 無論、Twitter以外で用いている分についてはGoogle検索へふつうに出ていることはいうまでもない。

▼これはあくまでハッシュタグについての実験結果であるが、個々のツイートに関してはリンクは飛べたり取得されたりはされているようである。「Twitter検索結果」が検索結果として取得されるかたちであるため、このような表示が出たりすると考えられるのだろうか。

●検索結果がこのようになる原因は

目立ってセンシティブな内容の画像やツイートを無法にぶち撒いているアカウントでも無いのに、このような検索処理になっているアカウントも目につく。つまりは別の原因となるものがあって、Twitter側での(おそらく)機械的な振り分けによって検索処理がそのようになっていると考えられる面が大きいわけである。

ただし、何かしらかの通達がTwitter側から下される凍結や警告などとは異なり、この状態は何も対象アカウントに対しての通達などは行われていない。自動的に認識がおこなわれ、検索上での処理がそのようにされているのである。

Twitterヘルプセンターの「Twitter検索のヘルプ」を閲しても該当しないアカウントが多数である。 となると、原因の大きなものとして現状考えられるのは、機械的な振り分けによるスパムアカウントに対する処置である。おなじくTwitterヘルプセンターの「検索のルールと留意点について」に示されている一部のコンテンツがTwitter検索で表示されない理由には、

Twitterは優れた検索品質を提供できるように、こうした行為が見られるアカウントを検索結果から自動的に除外する(または凍結などの対応を行う)ことがあります。

として複数の事項を挙げている。ここで挙げられている要項が、本来巡視すべき方角(本当のスパムメカなどによる悪質投稿)ではなく、意欲的に作品の掲示・広報をしている層やタグを用いた交流やたのしみにいそしんでる層にかなり機械的に適用されてる結果がごく平凡なタイムラインにおいてもこのようなアカウントが発生している原因ではないかと見えて来るのである。

しかし、前述したようにこの検索処理については特に通達などはないため、果たして自身のアカウントが何の基準に抵触をしてそれを受けているのかの判断については、余程目に見えるほどの派手で過剰な投稿量などが見られないかぎり、一切わからぬとも言える。

一、自動処理を受けていることがアカウント本人に通達が無い
一、自動処理の結果の検索画面をアカウント本人が拝む機会は無い
一、何に抵触して自動処理が行われているかの個々の要因が不透明である
一、個々の要因が明確に通達されぬ自動処理であるので明確な悔悟・善処のとりようが無い

このあたりがこの問題のもつ不透明さである。

▼凍結などとは異なった処理であることはTwitterヘルプセンターの問い合わせにある「凍結またはロックに対する異議申し立て」のページであつかってないものであることからも知れる。

▼上記を受けて、Twitterヘルプセンターの「検索」が、この問題についての報告窓口であろうと考えられるが、明確ではない。

▼<2019年2月9日追記>gm氏は1月下旬時点で検索実験をして戦士ティブ状態にあると判明したが、特にTwitterヘルプセンターに状態について送信して浅倉当吾することもなく、2月上旬、ツイート・タグ・ユーザー検索などにも喜ばしいことに甦生されておった。ヘルプセンターに慇懃な日本語エンゲレッシュで律儀に状況照会などをしてるアカウント衆が梨のつぶてで数か月も状態改善ナシという有様がいくつもみられるのに、いっぽうではうっちゃらかしてたらいつのまにかふつうのアカウントに復員してたという有様があるというのを見ても、機械的な振り分けで自動処理がされてるのであろうという観は増すばかりである。
▼<2019年2月20日追々記>gm氏は気付いたらまた戦士ティブ状態になっておった(特にツイートの仕方に変化はもたれておらぬ)これにより機械振り分けによる自動処理でこの状態が発生することが浮き彫りになってくるが、逆に発動理由が不透明であることにかわりはない。

▼Twitterヘルプセンター「検索のルールと留意点について」には「特定のトレンドトピックやハッシュタグ(#記号の付いたキーワード)を乱用する。」という条項も掟として挙げられているが、どのような使用が乱用であるかの基準は不透明である。

▼2019年2月現状のTwitter検索の振り分けが「センシティブな内容を表示しない」と「ブロック・ミュートしているアカウントの除外」という2種類のチェックの有無しかないために、本来の「センシティブな画像・動画を含むと宣言しているユーザー」との区別が全くつかない状況であるが、ここで問題にしている検索処理はつきつめてゆくと「スパムアカウントを表示しない」といった意味合いの処理が強いようであり、意味合いが多少合致しない。

●先行して取り上げておられる御仁

2019年1月頃から、タグ検索などに表示されない等の状況が観測されはじめた結果、このような検索処理がなされているアカウントが頻発していることがTwitter上で徐々に認知されている。

このような機械的な振り分けによって生じる検索規制については、検索をしてみると以下のものをまとまったものしてみることが出来た。

◎cook氏 【通知・検索規制下でアカウントに生じる現象】メモまとめ(追記部分に2018年に通知規制と検索規制が別立てとなり仕様が変わったような観察メモがある)
◎榊正宗氏 【問題提起】BlenderユーザーがMAYAを批判するツイートを連投するとツイッターの検索規制にかかる可能性 (前段の部分に検索規制について述べられている)
◎トゥギャッターまとめ編集部氏 Twitterでアカウントが検索結果に表示されなくて困ってるのでまとめました

また、Twitter上では榊正宗氏、時代ミツル氏などが「センシティブアカウント」「検索規制」などの単語で同様のアカウント状況についてのツイートを2018年の後半・12月頃に投稿している。

また、風説の段階にすぎぬがTwitterへの投稿に同一の外部サイトへのリンクをつけたツイートを一定の回数以上おこなうと検索規制が発生する、外部リンクのアドレスは同一のものが使用されつづけると振り分けられてしまう、といったハナシも2018年末時点で観察することが出来るが、Twitter側がどのような運用でTwitter検索に表示をしない自動処理をおこなっているかの詳細については明らかではない。

情報を総合してゆくと2018年末あたりから「検索のルールと留意点について」に示されているような本来はスパムアカウントが行うような悪事と、一般的な利用者あるいは創作者・発信者などがTwitterを利用する上で行っているようなタグ・リンクなどの使い方の線引き基準が、合致していないのではないかと思えるが、果たしてどうなのであろうか。

<2019.2.25追記>
2019年2月17日には紫氏(「Twitter Shadow ban もしくはセンシティブステルス・タグステルスのお話」)がnoteに状況観察を文章化したり、22日にはティーポ氏、25日には高村武義氏などがこの機械的な振り分けが発生している現状にいてのツイートを『Twitter Shadowban Test』を用いての診断方法を含めてつぶやいたりしている。

2月最終週に入ってからは、戦士ティブ状態についての問題とは別の方向性(成年向けのイラストや漫画に関するアカウント凍結の問題が、規約の改定によるものではないか、とする説)でTwitterの利用にかんする議論が噴出もしているようであるが、そもそもこのツイートの検索の機械的振り分けは、ツイートにつける作品なり写真なり動画なりを通じて表現をしているアカウントのみではなく、生活の記録なり日々の徒然なり詩文なり文字をつづってつぶやく全てのアカウントに関わってくる。これは画像をツイートしてる・しておらぬ以前の段階すなわちツイートをしているという段階で起こっている問題なのである。混同してはならぬ。

表現する者も、表現をみてたのしむ者、そこと深く関わらずとも趣味を暮らしをつぶやく者、すべてが――本来はその平穏を保つための悪質業者を阻むための機械振り分けによって――明確な違法基準を告げられぬまま、知らぬうちに検索対象にもあがらず、分断されているのである。利用者すべてはこの状況についてよくよくまなこ兵具を研ぎ澄ますべし。

▼同一アドレスが外部リンクとしてツイートに使用されると「悪質なリンク先」として認知されるような状況は、自分の個人サイトの更新をツイートしようとindexページのアドレスを付してリンクするツイートがそのような扱いを受けて、ツイートしようとすると警告が出てそのリンクを含むツイートが投稿できなくなる事例として2018年以前にもしばしば見られた。
個人サイトではなく個人ブログの場合、indexページではなく記事ページが外部リンクのアドレスとして適用される場合があるのでまた別の振り分けになっていたものと考えられるが、2019年現在の外部リンクを含むツイートがどのように認識処理されているかは不鮮明である。

<2019.2.25追記>
▼おそらく大手の企業広報アカウントなどは振り分けなどとも無関係なのであろうが、粟散するさまざまな中小企業のほそぼそとした広告要員が仕事の合間にのぞいてるようなアカウントなどは自身が知らぬ間にコレになってるのも知らずに動いてるものもあれば、問題の存在すら知らず、せっかくツイートやタグがつけられておる貴重なアカウントをぼろぼろ恢恢もらしまくって経済をしおれさせておるのであろう。利器を愚鈍につかうほどヘラオカシイことはない。

▼既に機能として備え付けられている単語ミュート機能のように、ツイート検索やタグ検索にかからなくなるのが固有の単語ハッシュタグではなく「アカウント単位」ですべてのツイートが非検索になるというのがここで扱っている機械振り分け問題のもつ最大の禍梯である。なぜミュートやブロックと全くの別立てなのであろうか。その目的の本分がスパムロボットなどに向けられているからであろう。断ち折っても湧き出るような悪意あるロボットと、汗血ある生命体とを振り分けるべき情熱はもっとこころがけられるべきであろう。

▼あくまでも検索結果であるので、タイムラインは正常でござんすヨとのたまく態度がとられておるが、検索が出来ぬことは電車に乗っても定期券に記された始点と終点しか知らぬ労働こまねずみと何もかわらぬ景色の狭さしか無い。検索やタグをたどることによって互いに他生の縁をほんの1ツイート生じることも無限にあれば、その見つけた1ツイートをリツイートしたことがフォロワーのその先の人生の版図を良き方角へ拡大させることもある、それが文明の利器のあらたに造り得た親与交流の種である。 絵を描く者も、音を奏でる者も、話を紡ぐ者も、それを喝采する者も、喜悦する者も、たがいにたがいが見えなくなり、その1ツイートがつないだであろう未来何十年のつながりも気軽に根だやしに出来るのである。

▼輝度の強き画文については社会的に立場を握りつつあるSNSにはポリシーだかヘチマだかを笠に疎まれることは常々あるものであろう。されども交詢の堂宇よ政教の愚具と成り下がることなかれ。

<2019年2月9日追加>

●戦士ティブ牛鬼 とは

センシティブ非設定の状態のユーザーからは検索にかからなくなってしまうが、当のアカウント本人には顕在化した不具合が起こらない(タグ検索やツイート検索で本来ならば遭遇できているはずのごく通常な交流が阻害されている)という状況であるため、何かしらか目につきやすいかたちでかたちに残して置いたほうがよいというのが一点。

また、この状態をなかなか明確に言語化しづらいという一点もあったので、「センシティブな内容を表示しない」のチェックを外すという設定によって、とりあえずは検索に浮かぶ処理がされることから「戦士ティブ」と字面をもじりかえた。


もじりかえられたことによって生じた「戦士ティブ状態」という状態異常であるが、 スパム行為判定を機械的にアカウントに振り分けているのではないかとの推測もあり、インターネットトロール(Internet-Troll)対策でこんなのを蒙ってるなら本来とりしまられるトロールたちと似た単語もつけてやれということから、牛鬼蛇神の熟語から「戦士ならば、倶利伽羅峠が牛であるから」とうしおにをほじくりとって、「戦士ティブ牛鬼」としたのがこの怪単語の縁起物語である。

▼1月中旬ころにこの処理状況を見知った当初、吾々(戦士ティブ牛鬼陣屋建立一同)は「センシティブアカウント」と称していたが、単語としては別の意味で直接的過ぎて、逆に「センシティブな画像・動画をツイートする宣言」の適切有無に対してのアカウント凍結などと紛らわしいことから、「戦士ティブ」にシフトしていった。

▼牛鬼蛇神という四字熟語は魅鬼や妖怪などの意味である。トロールは悪鬼などと漢語で称されることもあるが「センイティブアッキ」では音の並びが面白すぎて軽すぎた。

▼Twitter公式ブログは2018年6月26日「How Twitter is fighting spam and malicious automation」という記事を掲載している。「4)Expansion of our malicious behavior detection systems(悪質行動の検知機能拡充)」という項も存在するが、本文を通じて対象としているのは本質的には大量に増加しているメカ的なスパムアカウントである。現状、人智を超えた度合いでツイートを飛ばしているとは到底考えられぬ一般のユーザー・作家ユーザーなどもこのページで扱っている検索処理を受けていることは空想にはあらずして眼前の事実である。高度な自動処理は本来の狙いとは外れた血の通ったユーザーも振り分けてしまっているのではなかろうかとの危惧がある。

▼挿入した図は、戦士ティブ見立てで描かれ、刑天人の群れと合戦するバリ氏の『まいにちネコチャン』の図(2019年1月14日) バリ氏のタグつきイラストツイート #まいにちネコチャン も当初なぜか本人アカウントのみがTwitter検索にかからない状態が2018年前半段階で生じていた。振り返れば、センシティブ非検索の設定が実装された頃のことであったと知れるが、「そうかも知れぬ」と気が付いたのは2019年1月中旬のことであり、検証もヘチマもないのであった。

▼「センシティブな内容を表示しない」とは別立てでTwitter検索に「スパムアカウントを検索から外す」というチェックが存在すれば、「センシティブ内容宣言済みの正しいセンシティブ非表示」あるいは「無法にツイートしてるのでセンシティブ認知されていて検索に出ない」なのかそれとも「ツイートの利用方法がスパム認知されていて検索に出ない」なのかの振り分け状況は明白になり且つ受けた側も明白に自身がどうなのかを問えると思うのだが。

戦士ティブ牛鬼なる単語は、この問題に直面した人に対して助言をむける時、まずある程度の情報を獲得するために一発で検索に浮上しそうな、他の問題状況と紛れ散ってしまいそうな常用のことばでは無い特殊な語句を何かインターネット上に置いて起きたいという単純な考えに拠るものであり、この検索問題について語る際に戦士ティブという単語を使えと提唱する気は絶無である。

2019年2月6日 製作/氷厘亭氷泉
これは2019年1月14日〜2月6日現在での見解や検索結果をまとめたものである
Twitterのサービス内容には恩浴を受けており交流の会堂となっている点に問題は何も無い
あくまでも機械的振り分け(とみられる現状)の理解周知のため
これをウェブ上のいしぶみとして建立したにすぎぬ
旬日去らんうちに改善され円滑なる処理が行われんことを希う

戦士ティブ牛鬼陣屋建立一同