シンナテテオ

シンナテテオ

メキシコにいるとされる妖怪で、辻に出て来て力試しを挑んで来るとされます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「シウアテテオ」のつづり「Ciuateteo」の活字の組みが『吸血妖魅考』で「Cinateteo」になってたり、音写が「シナテテオ」となってた結果、書籍を通じた情報空間のなかで生じた異名です。

「力試し」というのは、それだけで理解すると「ちからくらべ」みたいなことをしてくるのかナと読めてしまいますが、日夏耿之介の文でもいろいろな魔力の解説をしたあとの文に「十字路によく現われその力を試みる」とあるので、子供を病気にしたりする魔力を辻で行使するという意味だったものが、別の意味に解釈されたものだと言えます。

日夏耿之介による『吸血妖魅考』の訳文は、全訳にはなっておらず少し省略された単語もある様子で、白くしてるのが「真っ白い粉」(white powder ticotl)である箇所などは見られません。

「シンナテテオ」の別名としてあげられる「チンパピチン」も、別名ではなく活字の組みが異なってしまった「Chinpapiltin」の読み間違いで、正しくは「Ciuapipiltin」とあり、似たものではあるものの、少し別箇の存在です。

和漢百魅缶│2026.11.01
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