こらいしゃくき 古来積鬼

こらいしゃくき(古来積鬼)

人間はしんだあとに鬼神になるなら、この世は人間以上に鬼神だらけでそこらじゅういっぱいになってしまうんじゃないのですか? という、よくある疑問を示したたとえ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
宗密『原人論』曰
「外難曰 若人死為鬼 古来之鬼 填塞巷路 合有見者 如何不」
「答曰 人死六道 不必為鬼 鬼死復為人等 豈古来積鬼常存耶」

『原人論』に出て来るもので、六道のかんがえのない思想のモトから生じる疑問だとしています。

『原人論啓蒙鈔』曰
「外は外教を習ふ者を指す」
「死して鬼と為るならば天地開闢より已来[このかた]幾千万年の今日に至ては此[ここ]にも彼[かしこ]にも数限りもなき鬼が有て道路の上に満塞[みちふさが]る事なるべし さすれば人皆見るべきに如何して爾[さやう]はなきやと也」

和漢百魅缶│2026.08.01
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