ひゃくけいし 百茎蓍

ひゃくけいし(百茎蓍)

茎のたくさん生えそろった蓍[し]のこと。これが生えているところには、悪い猛獣や毒草は生じることがないとされます。

70年または100年に1茎が生じるとされてもおり、10茎でも700〜1000年ですから、100茎となると7000〜10000年は過ぎてるという計算になったりもします。

☆ 莱莉垣桜文 附註
蓍[し]は、易に用いるうらないの道具として用いられた結果、霊蓍[れいし]とも敬称されて、とても寿命が長く茎の増えつづける、「神草」や「百草の長」であるなどの設定が加えられてゆきました。

『論衡』状留 曰
「蓍生七十歳 生一茎 七百歳 生十茎」
『洪範五行伝』曰
「百年一本生百茎 此草木之寿 知吉凶也」
『史記』亀策伝 曰
「亀千歳乃遊 蓮葉之上 蓍百茎共一根 又其所生 獣無虎狼 草無毒螫」
「蓍 生満百茎者 下必有神亀守之 其上常有青雲覆之」
「天下和平 王道得 而蓍茎長丈 其叢生満百茎」
『史記評林』巻128 曰
「王者得之 長有天下 四夷賓服 能得百茎蓍 并得其下亀以卜者 百言百当 足以決吉凶」

和漢百魅缶│2026.05.31
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