おきゃくさんのいたずら お客さんの悪戯

おきゃくさんのいたずら(お客さんの悪戯)

海の上で、こちらに向かって迫って来る大きな船などのまぼろし(幽霊船)のこと。

馴れてるとはじめからまぼろしであることが漁師たちにもどこかしらわかるものなので、船のまぼろしは大して怖くもなくなるそうなのですが、これに遭遇すると、いつも通りに帰ってるハズなのに、全然違うところを船で進んでおり、なかなか港に帰れなくなることが多いソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
薩州・隅州のほうの海で漁師たちに言われてたもの。「おきゃくさん」というのは幽霊たちや水死者などのことを指して呼ぶ漁師たちのことば。

山下弥三左衛門は、港になかなか帰れない様子を「陸上でキツネに化かされるのとおなじこと」だと言い表してます。

和漢百魅缶│2026.04.07
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