まえだせいのすけ 前田勢之助

まえだせいのすけ(前田勢之助)

加賀騒動で悪玉方が擁立しようとしてた前田家の若君で、お貞の方(おていのかた)の息子にあたります。事件の処分後は真昌寺に幽閉されつづけてました。

この勢之助の忿怒の念から生じた火の玉が飛び出して、宝暦9年(1759)4月10日に金沢で起きた大火の原因になったとされ、「勢之助のたたり」だと俗に語られてたといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
加賀騒動で知られてたはなしで、金沢の大火の原因になったとされるうわさは『北雪美談金沢実記』を通じて読まれ、『徳川十五代記』などでも広く語られてました。

前田勢之助利和は、実際は宝暦9年2月23日あるいは3月23日に亡くなってて、講釈などにあるように4月10日に黒い煙をあげて憤死したというわけではないようです。

和漢百魅缶│2026.03.18
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