てんじん 天神

てんじん(天神)

殷の武乙[ぶいつ]が土と木でつくった偶像。

武乙は、この天神に対して「博奕(局戯)でわしに勝ってみよ」とか「国土をおびやかす異民族をしりぞけてみよ、さもなくば刑するぞ」とかいったことを常に挑んでました。

天神が勝てなかったり無能であったりするたびに、武乙は散々に通力の存在しないことをののしり、天神のかわりとして何の過失もない民衆を処刑してたと語られます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
武乙は、三光神明すべてを敬わない王として史書・軍談で描かれてて、その結果、天罰がくだって狩りのときに雷震に撃たれて死んだ(「崩じた」とは称されない)とされます。

『十八史略』曰
「武乙 無道 為偶人謂之天神」
『通俗十二朝軍談』曰
「汝天神東夷を征すること能はずんば汝を刑せんといひ」

和漢百魅缶│2026.03.09
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