ひとびとのあいだに風邪[かぜ]が流行ったときに、つくって棒串に挿して立てて、「かぜのかみ」を追い送るために用いられてたもの。これを立てて、大きな数珠で百万遍を唱えて、病気を祓ったといいます。
北海道に移り住んだひとたちのあいだで行われてたというもので、百万遍の数珠をまわしながら「送れ送れ送れよオロシヤまで送れよ」などの囃しことばで追い送られたようです。
和漢百魅缶│2025.12.02 Design. Koorintei Hyousen 2025