かいのあにあに 甲斐のあにあに

かいのあにあに(甲斐のあにあに)

真っ赤な悪事をまきちらしつつ世の中に散りまわる「あくじ」の葉っぱたち。

☆ 莱莉垣桜文 附註
天保の改革の失敗に伴って失脚した鳥居甲斐守耀蔵[とりいかいのかみようぞう]を揶揄した落首や悪口などにみられたもの。

「神のまにまに」のもじりかえで、百人一首の菅原道真の和歌をもじって詠まれた「此度[このたび]は儒者[ずさ]もほめられず手抜山[てぬきやま]悪事のにくき甲斐のあにあに」が基盤になってます。

和漢百魅缶│2025.11.25
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