とこやまのいけのだいじゃ 床山の池の大蛇

とこやまのいけのだいじゃ(床山の池の大蛇)

隠岐の床山の池に棲んでた大蛇。

むかし、男のすがたになって、一宮村の神主のもとに「娘を女房にもらいたい」とやって来ました。

神主は相手の口から自身は蛇であることと聞いて刀を振って追い返し、娘を部屋から出さないよう厳重に警戒しましたが、大蛇のちからによって娘は池のなかに入り、蛇体に変じ、そのお嫁さんになってしまったといいます。

和漢百魅缶│2025.10.28
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