しびとのすみ 死人墨

しびとのすみ(死人墨)

硯[すずり]の岡・磯ではなく「海」の部分で磨った墨は、死んだ者に用いる墨だと言われてました。

小笠原流などでは、首級のために用いる墨や、死人のいる場所で墨を磨るときの、墨を磨る位置がそこだとされており、そういったお作法によるもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『大諸礼集』筆法門 曰
「くび日記付くる時 又死人の前にてする時 うみにてすりて筆を左へてんじ候也」

和漢百魅缶│2025.08.19
Design. Koorintei Hyousen 2025