もうじゃのすいもの 亡者の吸物

もうじゃのすいもの(亡者の吸物)

地獄で釜ゆでにされてる亡者たちを示したお吸物で、釜に張った出汁[だし]の中でぐつぐつと煮た三角形の真っ白い「はんぺん」が汁の身になってます。

三角形にするのは亡者たちがあたまにつけてる紙冠を見立てたもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
遊食会などで、地獄などが題になった際につくられてた見立て料理で、明治36年7月16日に鳥居清忠が上野の花山亭で開催した会の献立などにも見ることが出来ます。

和漢百魅缶│2025.06.22
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