かんき 鹹気

かんき(鹹気)

海の水のなかに含まれてる鹹(しおからい)成分の気たちで、ときどきこれからは陰火が生じて、波の上にぴかぴかと輝くふしぎな光を発生させることがあると考えられてました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
西川如見『怪異弁談』巻7 曰
「(正字通)火部火字註 陰火海中鹹気所生 凡海水遇陰晦波 如然火満海 以物撃之迸散如星 有月即不復不見 唐詩陰火雨中然是也」

この文のなかに出て来る「然」は「もゆ」と訓みがつけられてて「燃」の意味です。

和漢百魅缶│2025.03.02
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