じどうしゃのなかのて 自動車の中の手

じどうしゃのなかのて(自動車の中の手)

自動車の後部座席の窓や、背面のガラス越しに人間の手が見えるというもの。

車外のひとや、走行中の別の自動車のひとに向かって、軽やかに手を振ったり、手のひらを握ったり開いたりして、パッと見は運転手以外の人間が乗ってるように見えるのですが、いざ近くに寄って確認してみると運転席にしか人間はいない――んだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
後ろに誰もいない……とハッキリわかってしまったあと、しばらく間をおいて再び手や人影が出て来ておどろいた、などのはなしも見られるようです。

和漢百魅缶│2025.01.24
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