おにのこ 鬼の子

おにのこ(鬼の子)

天に住んでる鬼たちで、ときどき地上に降りて来て遊んでるといいます。人間たちの運命や定命などについてをよく知ってる存在のようです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『日本妖怪集』の「駿河の手拭」に出て来るもので、漁師にひとりが捕まってしまう話が描かれてます。

鬼の子たちが三保の松原で遊んでた場面が冒頭に、捕まってしまったひとりを他の鬼の子たちが助けて天に帰る場面が後半に出て来ます。

生まれて来る子供の寿命と「水に関わることで命を落とす」という事を教える流れ(川や海に注意するが、うずまき模様のある手拭で窒息してしまう)は、各地に広くある昔話にある展開。

和漢百魅缶│2024.07.27
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