つるべび 釣瓶火

つるべび(釣瓶火)

山道に出る怪火で、まだ明るい時刻のハズなのに急にあたりが暗くなったかと思うと、木の枝の上でこれが青白くひかってるといいます。

火が女の顔に変わって、けらけらとわらいかけて来たりもするソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『おばけ文庫 たんたん ころりん』の「つるべ火」に出て来るもの。熊本の高橋卓之助という武士が豊後を旅しててこれにあったというはなしが描かれてます。

石燕の絵などを通じて紹介された「つるべび」を下敷きにしてると見られますが、かたちの描写などはそこまでモトの恵を意識してるのかどうか不鮮明です。

和漢百魅缶│2024.07.
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