海南などに伝わるもので、出産のときに出た産血が地に入ると、その土地を保ってる地脈の「りゅう」がそれに当たってしんでしまうと語られてました。
そのままにしてしまうと村そのものの運気が下がってしまうので、お産があったときは、鎮竜[ちんりゅう]・鎮竜斎[ちんりゅうさい]というおまつりをしたといいます。
☆ 莱莉垣桜文 附註
鎮竜のときには、道士によって木でつくった竜、土でつくった牛・馬・豚の像(泥牛・泥馬・泥猪)と共に9つの鶏卵が地中に埋められて、しんでしまった竜をよみがえらせる――などの儀式がおこなわれてたようです。
和漢百魅缶│2023.11.16
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