じゃやなぎのだいじゃ 蛇柳の大蛇

じゃやなぎのだいじゃ(蛇柳の大蛇)

上総の埴生郡蔵持村に伝わるもの。村が出来てひとびとが暮らしはじめる以前から、この地に住んでたという70尺以上もある大蛇。

明暦3年(1657)2月10日、女のすがたに化けて長南宿の大林寺にあらわれて和尚さんからお血脈を授かってみほとけの功徳を受けると、柳谷にある柳の大木にまきついて息絶えたといいます。

この柳の大木が「蛇柳」と呼ばれてて、その下を掘ると出て来る大蛇の骨はきりきずによく効くといわれてたといいます。

和漢百魅缶│2023.04.05
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