ルグラヲ

ルグラヲ

排湾のひとびとに伝えられてる絶世の美女で、ひとびとの祖先になったと語られてます。

卑南社に住む、ひかりかがやくような美女でしたが、陰部にするどい牙が生えており、つぎつぎに男が死んでしまったので、母の「カリカリ」は朱塗りの箱を造らせ、ルグラヲを詰め込んで海に流させてしまいました。

朱塗りの箱は知本社に流れ着きました。「どうぞこのまま海へ流して下さい」とルグラヲは泣いていましたが、事情を知った「イライ」という若者が、工夫した砥石を用いて牙を削ってくれたといいます。その後、ルグラヲは「シガシカヲ」という長のお嫁さんになり、無事に子宝に恵まれましたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
うつぼ舟のようなもので女神や美女が流れ着くはなしの、台湾での例の一ッ。

和漢百魅缶│2023.02.20
Design. Koorintei Hyousen 2023