サントキャナキ 申刻泣

サントキャナキ(申刻泣)

夕暮れしてる申の刻に、出産が行なわれたり、生まれたての赤ちゃんが泣き騒いだりするのは、「サントキャナキ」と呼ばれてて、かわいそうなこと・不吉なことだと言われてました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
徳之島などで言われてたもの。「サントキ」(申の刻)といっても実際は夕暮れから日没までのあいだ、つまり太陽(ティダ)が闇に隠れてゆく「サントキャヌティデ」(申刻の太陽)になっている状態が該当するようです。

サントキャナキな赤ちゃんは鍋敷の真ん中の穴をくぐらせてあげて、「明るくなるよ、だいじょうぶだよ」といった魔除けをしてやったソウナ。

和漢百魅缶│2022.12.18
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