くわずのはまぐり 不喰蛤

くわずのはまぐり(不喰蛤)

土州などに伝わるもので、土の中から出て来る蛤[はまぐり]のような身も何もない石のような貝たち。

むかし、旅の僧侶に貝を食べさせてあげなかった結果、それは弘法大師で、貝がすべて石のようになってしまい、 それがごろごろ残ってるのダと語られてます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
化石となってる貝のことを言ってるもので、弘法大師に分けて食べさせなかったからこういうものが残ってるのダという語り口は各地にみられます。

和漢百魅缶│2022.11.10
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