ナカマイスドヌ 仲間イスドヌ

ナカマイスドヌ(仲間イスドヌ)

宮古島につたわる、スサムス(海のなかにいて、ひとを刺す毒虫たち)よけのおまじないに用いられてた名前。

むかし、ナカマとカテーラというふたりの船主がいて、琉球から密輸をしたという罪をカテーラがかぶせられて、海の中に杭を立ててそこに縛りつけられて殺される罰を受けることになってしまいました。ナカマはカテーラのため、あたりが暗くなってから竹の水筒を持って行ってこっそり水を飲ませに行き、最後まで気づかってましたが、いよいよ潮が満ちて死にそうになったカテーラは「世話になった、お前には恩返しをしないとな、お前の子孫たちは決してスサムスたちの害がないようにしよう」と言って死にました。

海に入るときに、「ナカマイスドゥヌガ、フファンマガドー」と唱えるのは「仲間イスドヌの子孫だぞー」という意味で、カテーラの誓ったとおり、それを聴いてスサムスたちは刺して来なくなるんだソウナ。

和漢百魅缶│2022.09.11
Design. Koorintei Hyousen 2022