しょうこをかけたばばあ 鉦鼓を懸けた婆

しょうこをかけたばばあ(鉦鼓を懸けた婆)

首に鉦鼓[しょうこ]をかけてる老婆で、かげおんなの出る家から退出した者のまえにすがたをあらわすようです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫の「かげおんな」のはなしに登場する妖怪。鶴岡城の城下町でのはなしでは、帰り道に門前にあらわれてうろうろ歩いてた様子が、洗馬宿のはなしでは翌朝に鉦をたたきながら「影女をみただろう」と話しかけて来たことが描かれてます。

和漢百魅缶│2022.07.12
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