はちおくものようかい 八億もの妖怪

はちおくものようかい(八億もの妖怪)

ものすごい数の妖怪たちで、天の三十三天を上へ上へとのぼってゆく途中に存在しており、いちばんうえの「大宇宙天」に到達するまでには、八億もの妖怪がいるので生身の人間ではいのちが足りない、と雷様たちが語ったりします。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫の「あわて徳兵衛さん」(雷神や月宮殿へゆくはなしで、落語の「月宮殿」を素材としたもの)に登場してる概念。

「月宮殿」では、「下界の人では生きていられない」とか、「はちおくのましょう」、「ひゃくまんのましょう」がいるなどと語られており、それを改編したもの。

和漢百魅缶│2022.07.01
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