ひらいずみのばけぎつね 平泉の化狐

ひらいずみのばけぎつね(平泉の化狐)

奥州平泉にいた化け狐で、ひとを道で化かしたり、橋に化けて北上川にひとを落下させたりしてました。

藤原秀衡[ふじわらのひでひら]が、弓の名手に命じてこれを退治させましたが、その首は川を流れてゆき、一関の狐禅寺[こぜんじ]というところに流れ着き、その霊が悪さをつづけたので、ひとびとは狐の首塚をつくって供養したといいます。

和漢百魅缶│2021.10.09
Design. Koorintei Hyousen 2021