けいげん 慶元

けいげん(慶元)

口之島に伝わるもので、むかし隅州から島にやって来た山伏。乱暴だったために人々によって討たれたといいます。島の人たちは7月16日に施餓鬼をおこなって慶元の霊を供養してましたが、しばしば災難がつづいたりすることがあったりすると、この慶元の霊のせいなのではないかと、大きな法要をしたりもしたといいます。

慶元の墓とされる峠道にある石塔の近くをとおると「おこれ」(瘧・病気)になるひとがいたと、むかしはいわれてたソウナ。

和漢百魅缶│2021.09.29
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